いま優生学を考える−ナチス・ドイツの断種政策

基本内容

受付終了

講座番号
30FC18
開催日
2018/11/15(木)2018/12/06(木)
回数
全3回
受付終了日
2018/10/31(水)
定員
20名
時間
11:30~13:00
分野
教養を高める
受講料(割引受講料)
5,400円 (4,860円)
開催期
後期
キャンパス
稲毛駅前センター

講座内容

いま日本では、優生保護法(1948-1996)のもと行われた不妊手術の被害者による訴訟の問題が取り沙汰されています。優生思想のもと、強制的に不妊手術を受けさせるという行為は、日本だけでなく、ナチ体制下のドイツでも行われていました。ドイツでは、1933年7月に成立した「遺伝病の子孫予防法」のもと、少なくとも30万件もの不妊手術が実施されました。何故ドイツでは、これほどまでに大規模な断種政策が行われたのでしょうか。本講座では、ナチス・ドイツの断種政策について、(1)その前史、(2) 実態、(3) 戦後の被害者たちの補償要求運動、この三つの観点から、解説します。適宜、日本の場合との比較も織り交ぜながら、優生学について改めて考える機会となればと思います。

スケジュール

開講年月日 講義内容
1 2018/11/15 優生学の広がりと断種法制定への動き
2 2018/11/29 ナチスの断種法と強制断種の実態
3 2018/12/06 戦後の犠牲者たち-補償要求を中心に

講師紹介

紀 愛子
(早稲田大学非常勤講師)
早稲田大学第一文学部 総合人文学科 西洋史専修卒業後
東京女子大学大学院 文学研究科 史学専攻 早稲田大学大学院 文学研究科 博士後期課程を修了
現在は早稲田大学 文化構想学部 非常勤講師として活躍中