アメリカの文化と社会(公開講座)

基本内容

受付終了

講座番号
04B8
開催日
2022/04/25(月)2022/07/11(月)
回数
全12回
受付終了日
2022/04/13(水)
定員
15名
時間
10:45~12:15
分野
公開講座
受講料(割引受講料)
12,600円 (11,340円)
開催期
前期
キャンパス
大学キャンパス

講座内容

アメリカ合衆国の特徴はその多様性にあり、多文化主義の考え方は現代社会に広く行き渡っている。
本講義では新しい知識を得るだけでなく、アメリカ社会がかかえてきた問題について考え、
それが自分たちの社会にも存在していることを知り、問題解決のための方法を考える能力を養います。

本講座は日程、受講料が講座案内チラシより変更となりました。下記日程をご確認ください。


公開講座は日程等変更になる場合があります。ホームページをご確認ください。
本講座は大学正規授業です。学生と共に受講します。
授業スケジュールは、進み具合によって変更する場合があります。

スケジュール

開講年月日 講義内容
1 2022/04/25 アメリカのピューリタニズム ① 17世紀のアメリカ社会 ② 現代アメリカ社会にみられるピューリタン的価値観  
2 2022/05/02 アメリカ建国期の絵画/工芸品 ① ボストン美術館、メトロポリタン美術館、大学美術館に所蔵されているアメリカ美術及び工芸品 ② 歴史的人物がどのように記憶されていくか  
3 2022/05/09 南北戦争、及びその語られ方  ① 南北戦争 ② 現代の人種問題、人権問題
4 2022/05/16 再建の時代(工業化と万国博覧会) ① 1876年のフィラデルフィア万博 ② 「近代化」の定義
5 2022/05/23 工業化と移民  ① 世紀転換期(19世紀末から20世紀はじめ)の移民。② 都市化
6 2022/05/30 人権問題と女性活動家① 近代化によりもたらされた市民の意識改革② 社会的弱者(女性、人種的マイノリティ)のための活動及び改革運動 
7 2022/06/06 写真と映像の時代 ① 20世紀初めの子供、労働、ストライキ、都市問題、などについて映像を見ながら学ぶ。② 歴史資料としての映像 
8 2022/06/13 理論でみる人種問題 ①「るつぼ」「サラダボール」「モザイク」「オーケストラ」などの比喩で説明されうるアメリカ社会であるが、歴史的な人物や作家が残した文章を用いながら、分析の仕方を学ぶ。②現代アメリカ社会はどの理論で説明可能かについて討論会
9 2022/06/20 文学に描かれた人種問題(1950年代)① バーナード・マラマッドの作品を用いながらユダヤ性について学ぶ。② ジョン・オカダの作品を用いながら日系人の戦争体験について学ぶ。
10 2022/06/27 文学に描かれた人種問題(1980年代)①アリス・ウォーカー『カラー・パープル』について ②上記作品を題材に、アフリカ系アメリカ人の立場について討論会 
11 2022/07/04 作られ続ける記念碑   アメリカ合衆国の記念碑について各人が調べて、授業内で報告。  
12 2022/07/11 変わり続けるアメリカ
① 1990年代に広がったマルティ・カルチャリズムの教育について。
② 21世紀のアメリカ社会の特徴について。 

講師紹介

増井 由紀美
(敬愛大学 国際学部 教授)
専門分野は、アメリカ研究(文学、歴史、社会)。津田塾大学非常勤講師兼任、
アメリカ、イェール大学東アジア文学言語学部専任講師としての経験を持つ。

増井 由紀美