私とは何か〜近代自我論の系譜〜
基本内容
受付終了
- 講座番号
- 02C29
- 開催日
- 2020/09/07(月)~2020/09/28(月)
- 回数
- 全3回
- 受付終了日
- 2020/08/24(月)
- 定員
- 10名
- 時間
- 11:30~13:00
- 分野
- 教養を高める
- 受講料(割引受講料)
- 5,700円 (5,130円)
- 開催期
- 前期
- キャンパス
- 稲毛駅前センター
講座内容
〈私〉は何よりも身近なものですから、一見すると自明なもののようにも思えます。ところがあらためて考えてみるとこれほど深く謎めいたものもありません。現代において、〈私〉とは何かという問いはますます深刻なものになっています。にもかかわらず、かえってその捉え難さは増す一方であるようです。哲学の歴史において〈私〉というものをとりわけ深く考察したのは近代の哲学でした。それまでキリスト教の神の側から人間を理解してきた西洋文明が、そのようなキリスト教的世界観から脱し、人間としての〈私〉とは何なのかを問い続けたのが近代という時代でした。
本講座では、デカルト、カント、フッサールという近代自我論を代表する哲学者を取り上げます。そこから〈私〉について考えるためのきっかけを得られればと思います。
緊急事態宣言を受け開講時期を延期していたため、本講座は講座案内(冊子)より日程が変更になっています。
ご注意ください。
スケジュール
回 | 開講年月日 | 講義内容 |
---|---|---|
1 | 2020/09/07 | デカルトのコギト |
2 | 2020/09/14 | アプリオリな形式としての私 |
3 | 2020/09/28 | 現象学的還元 |
講師紹介
- 橋詰 史晶
- (早稲田大学非常勤講師)
- 2017年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。同年、同博士号(文学)取得。早稲田大学文学部哲学コース助手を経て、早稲田大学を始めとする大学、専門学校などで教鞭を執ってきた。専門分野はエトムント・フッサールの現象学を中心とするドイツ、フランスの現代哲学。分かりやすい授業に定評がある。