上総国から都へ―『更級日記』を読み解く―

基本内容

受付終了

講座番号
30FC22
開催日
2018/10/03(水)2018/11/21(水)
回数
全3回
受付終了日
2018/09/20(木)
定員
15名
時間
15:10~16:40
分野
教養を高める
受講料(割引受講料)
5,400円 (4,860円)
開催期
後期
キャンパス
稲毛駅前センター

講座内容

平安時代中頃に記された『更級日記』の書き手・菅原孝標女(すがわらたかすえのむすめ)は、父親である孝標(たかすえ)が上総国の国守であったため、その子供時代を同国で過ごしました。そして任期を終え帰京するのですが、その旅路が、日記の前半部に記されています。行路は、上総、下総と抜け東海道を都に向けて上るものでした。本講座では、その「旅の記」を中心に、平安時代の千葉の状況や旅の在り方、中流貴族の娘である書き手のその後の人生も概観し、作品世界を読み解きます。

スケジュール

開講年月日 講義内容
1 2018/10/03 千葉から始まる都への旅路―『更級日記』の世界―
2 2018/10/24 「松里のわたり」を通る『更級日記』の謎
3 2018/11/21 「富士山」から「姨捨山」へ―『更級日記』の旅と人生―

講師紹介

柴田 まさみ
(敬愛大学生涯学習講師)
大東文化大学大学院文学研究科 日本文学専攻 前期博士課程修了
大学院在籍中から文系科目の学習塾講師を務める。
大学院卒業後、株式会社カルチャー、八州学園大学公開講座講師として活躍。
特に「更級日記」に関する研究論文を多く執筆。

柴田 まさみ