私とは何か─近代自我論の系譜─

基本内容

受付終了

講座番号
01C24
開催日
2019/08/09(金)2019/09/27(金)
回数
全3回
受付終了日
2019/07/25(木)
定員
15名
時間
11:30~13:00
分野
教養を高める
受講料(割引受講料)
5,400円 (4,860円)
開催期
夏期
キャンパス
稲毛駅前センター

講座内容

〈私〉は他の何よりも身近なものですから、一見すると自明なもののようにも思えます。ところがあらためて考えてみるとこれほど深く謎めいたものもありません。現代において、〈私〉とは何かという問いはますます深刻なものになっています。にもかかわらず、かえってその捉え難さは増す一方であるようです。哲学の歴史において〈私〉というものをとりわけ深く考察したのは近代の哲学でした。それまでキリスト教の神の側から人間を理解してきた西洋文明が、そのようなキリスト教的世界観から脱し、人間としての〈私〉とは何なのかを問い続けたのが近代という時代でした。本講座では、デカルト、カント、フッサールという近代自我論を代表する哲学者を取り上げ、彼らが自我つまり〈私〉というものについてどのように考えたのかを辿ります。そこから、現代に生きる私たちが〈私〉について考えるためのきっかけを得られればと思います。

スケジュール

開講年月日 講義内容
1 2019/08/09 疑う私(デカルト)
2 2019/08/16 知る私(カント)
3 2019/09/27 体験する私(フッサール)

講師紹介

橋詰 史晶
(早稲田大学非常勤講師)
早稲田大学 文学研究科博士後期課程哲学コース卒業  2017年に早稲田大学文学研究科博士後期課程哲学コースを卒業文学(課程博士)受領 専門学校で非常勤講師として哲学を教える。専門分野はエトムント・フッサールの現象学を中心とするドイツ、フランスの現代哲学