アメリカの文化と社会(公開講座)

基本内容

受付終了

講座番号
05B4
開催日
2023/05/01(月)2023/07/31(月)
回数
全12回
受付終了日
2023/04/18(火)
定員
12名
時間
10:45~12:15
分野
公開講座
受講料(割引受講料)
13,068円 (11,761円)
開催期
前期
キャンパス
大学キャンパス

講座内容

アメリカ合衆国の特徴はその多様性にあり、多文化主義の考え方は現代社会に広く行き渡っている。本講座では新しい知識を得るだけでなく、アメリカ社会が抱えてきた問題について考え、それが自分たちの社会にも存在していることを知り、問題解決のための方法を考える能力を養います。アメリカ社会を通史的にとらえながら、その特徴を「宗教」「人種」「ジェンダー」の視点から考える。扱う資料は、歴史教科書、文学作品(小説、戯曲、講演)、ドキュメンタリー(写真・映画)、絵画、建築などを含みます。テーマによっては、資料を基に、授業内討論会を行います。


公開講座は日程等変更になる場合があります。ホームページをご確認ください。
本講座は大学正規授業です。学生と共に受講します。
授業スケジュールは、進み具合によって変更する場合があります。

スケジュール

開講年月日 講義内容
1 2023/05/01 アメリカのピューリタニズム ① 17世紀のアメリカ社会 ② 現代アメリカ社会にみられるピューリタン的価値観  
2 2023/05/08 アメリカ建国期の絵画/工芸品 ① メトロポリタン美術館、大学美術館に所蔵されているアメリカ美術及び工芸品 ② 歴史的人物がどのように記憶されていくか  
3 2023/05/15 南北戦争、及びその語られ方  ① 南北戦争 ② 現代の人種問題、人権問題
4 2023/05/22 再建の時代(万国博覧会) ① 1876年のフィラデルフィア万博 ② 「近代化」の定義
5 2023/05/29 工業化と移民  ① 世紀転換期(19世紀末から20世紀はじめ)の移民。② 都市化
6 2023/06/05 人権問題と女性活動家① 近代化によりもたらされた市民の意識改革② 社会的弱者(女性、人種的マイノリティ)のための活動及び改革運動 
7 2023/06/12 写真と映像の時代 ① 20世紀初めの子供、労働、ストライキ、都市問題、などについて映像を見ながら学ぶ。② 歴史資料としての映像 
8 2023/06/19 理論でみる人種問題 ①「るつぼ」「サラダボール」「モザイク」「オーケストラ」などの比喩で説明されうるアメリカ社会であるが、歴史的な人物や作家が残した文章を用いながら、分析の仕方を学ぶ。②現代アメリカ社会はどの理論で説明可能かについて討論会
9 2023/06/26 文学に描かれた人種問題(1950年代)① バーナード・マラマッドの作品を用いながらユダヤ性について学ぶ。② ジョン・オカダの作品を用いながら日系人の戦争体験について学ぶ。
10 2023/07/03 文学に描かれた人種問題(1980年代)①アリス・ウォーカー『カラー・パープル』について ②上記作品を題材に、アフリカ系アメリカ人の立場について討論会 
11 2023/07/10 記念碑の意味  アメリカ合衆国の記念碑について各人が調べて、授業内で報告。  
12 2023/07/31 総括  本講義を受ける前と後で、各人のアメリカ観にどのような変化が生まれたか意見交換をしながら、今学期の学びを振り返る。 

講師紹介

増井 由紀美
(敬愛大学 国際学部教授)

増井 由紀美