地域学2(日本・東アジア)
基本内容
もうすぐ受付
- 講座番号
- 07FB4
- 開催日
- 2025/09/29(月)~2026/01/19(月)
- 回数
- 全14回
- 受付終了日
- 2025/09/16(火)
- 定員
- 12名
- 時間
- 14:50~16:20
- 分野
- 公開講座
- 受講料(割引受講料)
- 16,632円 (14,969円)
- 開催期
- 後期
- キャンパス
- 大学キャンパス
講座内容
本講座のねらいは、国際的な視野で多様な共生社会の課題に取り組む能力を身に付けるため、戦後の東アジアの今日までの歴史から現在の地域としての特徴を多角的に解明することにあります。この講座で扱う東アジアに属する国と地域は、日本、中国、韓国、北朝鮮、台湾です。これらの国と地域は、戦後人口が急激し、経済発展しているので、国際的な影響力が大きな地域でもあります。しかし、いまだに冷戦に起因する分断国家が存在し、対立の火種が消せない地域でもあります。
学習目標は、戦後の東アジアの国際関係をグローバルな視点で分析し、共通の抱える諸問題と相互関係を説明し、そこから課題を発見し、解決策を考察できるようになることです。
本講座は大学正規授業です。学生と共に受講します。
初回と4回目10月20日はオンデマンド授業のため、メールアドレスの登録が必要となります。
授業スケジュールは、進み具合によって変更する場合があります
スケジュール
回 | 開講年月日 | 講義内容 |
---|---|---|
1 | 2025/09/29 | ガイダンス 戦前の東アジア史の概説 戦前の東アジアがたどった道 オンデマンド |
2 | 2025/10/06 | 東アジアの戦後処理 東アジアの国と地域はどのように終戦を迎えたのかを知るー日本、中国、朝鮮、台湾ー |
3 | 2025/10/13 | ソ連参戦が東アジアの戦後に与えた影響 日本人残留孤児、シベリア抑留兵の誕生
ー映像資料による確認ー |
4 | 2025/10/20 | 冷戦構造下の東アジア中国の内戦と中華民国の台湾移転、中華人民共和国の成立ー中国の分断化朝鮮戦争の勃発ー朝鮮戦争が東アジアの国際関係に与えた影響について考える。(オンデマンド) |
5 | 2025/10/27 | 日本の高度成長と東アジアー①日本の国際社会への復帰:サンフランシスコ平和条約、日華平和条約、中国との民間交流、国際連合への加盟 |
6 | 2025/11/03 | 日本の高度成長と東アジアー②日本の経済発展と55年体制の確立ー人口の急増と社会の変容、日米安保体制の確立、日韓基本条約の締結 |
7 | 2025/11/10 | 日中国交正常化と東アジア国際関係の変容-①中国の文化大革命と中ソ対立・米中接近、ニクソン訪中 |
8 | 2025/11/17 | 日中国交正常化と東アジア国際関係の変容-②田中角栄と周恩来、台湾断交、日中共同声明(映像による確認) |
9 | 2025/11/24 | 東アジアの経済発展―①台湾と韓国の民主化と経済発展 |
10 | 2025/12/01 | 東アジアの経済発展―②中国の改革・開放政策 |
11 | 2025/12/08 | 東アジアの人口問題ー①日本の人口問題と中国の「一人っ子政策」 |
12 | 2025/12/15 | 東アジアの人口問題ー②韓国・台湾の人口問題を考える。 |
13 | 2025/12/22 | 東アジアの教育・格差問題格差とは何か、教育制度の違い、格差の要因を考える。 |
14 | 2026/01/19 | 東アジアの歴史認識問題と領土をめぐる問題歴史認識問題と尖閣諸島問題、竹島問題ー映像による確認ー |
講師紹介
- 家近 亮子☆
- (敬愛大学 国際学部 客員教授)
- 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程 修了、博士(法学)
日中関係論 近現代中国政治史 現代中国の政治と社会 を専門とする。
主な著書
『増補版中国近現代政治史年表−1800〜2003年−』 晃洋書房
『蒋介石与南京国民政府』社会科学文献出版社、北京
『蒋介石の外交戦略と日中戦争』岩波書店
『新訂 現代東アジアの政治と社会』放送大学教育振興会